ACKは、今年のキュレトリアルテーマ「時間の花」の元、国立京都国際会館と本願寺伝道院で展示を行います。

Public Program

メイン会場である国立京都国際会館イベントホール及びその周辺を広く使いパブリックアートを展示。キュレーターとして招かれたジャム・アクザール氏がセレクトした作品が会場を彩ります。

出展作家:青木野枝、日野田崇、廣直高、細井美裕、エリザベス・クレイ、トロマラマ、ヴォ・チャン・チャウ、和田礼治郎
ゲストキュレーター:ジャム・アクザール
会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館イベントホール、ニューホールピロティ、両ホール周辺


作家プロフィール

青木野枝

1958年東京都生まれ。地球に最も多く存在し、人の歴史に深くかかわってきた物質である鉄に魅了され、工業用の鉄板をパーツに溶断、溶接して組み上げるシンプルな作業を繰り返すことで完成する作品で知られる。近年は石鹸、石膏、ガラスなども作品に取り入れ、作品の置かれる場を精察し、いわゆる塊としての彫刻、インスタレーションとも一線を画した作品を生み出し続けている。

ANOMALY

青木野枝《水のとどまるところ IV》2007・2019年、「水と土の芸術祭 2018(新潟)」、撮影:山本糾 ©︎Noe Aoki、Courtesy of ANOMALY
日野田崇

1968年神戸市生まれ。1991年大阪芸術大学卒業。1992年に初の個展を大阪で開催。以降、国内外のギャラリー、美術館での個展・グループ展で作品を発表している。2010年、京都府文化賞 奨励賞受賞。現在、嵯峨美術大学 教授。京都府京田辺市のスタジオで制作活動をおこなっている。

imura art gallery

日野田崇《Stink》2002年
廣直高

1972年大阪生まれ。カリフォルニア・インスティチュート・オブ・ジ・アーツにてMFA取得後、現在はロサンゼルスを拠点に制作活動を行う。「自分では見ることが出来ない自身の身体」を起点とし、その性質を用いて探求と実験を行なっている。以前は映像作品で実験を実践していたが、彼の身体への理解が進むにつれ、身体そのものから作品を生成する方法として、近年ではドローイング、キャンバス、木製パネル、彫刻といった様々なメディアを用いている。
近年の展覧会に2022年「Sand-man」ボルトラミ(個展)、2020年「MOCA コレクション展 Seven Stations」MOCAロサンゼルス(グループ展)などがある。

MISAKO & ROSENHerald St

廣直高《Harp a》 2018年
細井美裕

1993年生まれ。マルチチャンネル音響をもちいた屋内外のサウンドインスタレーションや舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。これまでにNTTインターコミュニケーション・センター、山口情報芸術センター、東京芸術劇場、愛知県芸術劇場、国際音響学会、羽田空港などで展示を開催している。
受賞歴:文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞、Forbes JAPAN 30 UNDER 30 アート部門、他

Gallery 38

細井美裕《Lenna》2019年、撮影:木奥惠三、写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
エリザベス・クレイ

1956年生まれ。ニューヨーク在住。
歴史的な装飾やパターンに着想を得た白黒のセラミック彫刻、ドローイング、絵画で知られている。フィラデルフィアの「The Fabric Workshop and Museum」(2021年)をはじめ、多くの展覧会を開催。2019年には、作品に関するモノグラフがCanada(ニューヨークのギャラリー)と「Pre-Echo Press」から出版。彼女の作品は、ホイットニー美術館に収蔵されている。

Canada

エリザベス・クレイ《Cleopatra’s Needle》2021年
トロマラマ

フェビー・ベビーローズ(1985年ジャカルタ生まれ)、ハーバート・ハンス(1984年ジャカルタ生まれ)、ラディ・ハツメナ(1984年マナーマ生まれ)により結成。超現実と仮想世界と現実世界の相互関係をテーマにした、ビデオ、インスタレーション、アルゴリズムに基づくコンピュータ・プログラミングを組み合わせた作品を多く発表している。

ROH

トロマラマ《Patgulipat》2022年、photos courtesy of Andika Auditya, the artists and ROH
ヴォ・チャン・チャウ

1986年ビントゥアン生まれ。世界中で数多くの展覧会を開催している。
主な展覧会に、「Where The Sea Remembers」(The Mistake Room・ロサンゼルス)、「Unfolding; Fabric of Our Life」(「Centre for Heritage, Arts and Textile」、香港)、「Suzhou Documents」(キュレーター:Zhang Qing and Roger M. Buergel、蘇州美術館・蘇州)、「Still (the) Barbarians」(キュレーター:Koyo Kouoh、EVA International、リムリック・アイルランド)などがある。

GALERIE QUYNH

ヴォ・チャン・チャウ《An interpreter》2021年
和田礼治郎

1977年広島県生まれ。ベルリンを拠点に活動。環境に直接的に介入し、見る者の知覚や作品の置かれた空間に作用を及ぼす多次元的な彫刻によって知られる。
主な展覧会に、2022年個展「Market and Thieves in a Cloister」SCAI THE BATHHOUSE、2021年「りんご宇宙」弘前れんが倉庫美術館(青森)、2018年「トビリシ建築ビエンナーレ」、2013年「あいちトリエンナーレ」などがある。

SCAI THE BATHHOUSE

和田礼治郎《BICYCLE THIEF》2022年、写真:表恒匡

ゲストキュレーター

ジャム・ アクザール

ジャム・アクザールは、2013年にフィリピンを拠点に、アーティスト・レジデンス、展覧会、地域密着型プロジェクトに注力する民間芸術財団「Bellas Artes Projects」を設立。2016年2月には、非営利の展示スペースと図書館である「BAP Outpost」を開設。
2019年5月には、実験的思考と文脈に応じたアート制作のためのインフォーマルなアートスクール「ESKWELA」を立ち上げた。現在は、東京を拠点に活動している。
アクザールはマニュエル・L・ケソン大学の理事を務め、台北當代(タイペイダンダイ)のアドバイザリーグループの一員である。
アートバーゼル香港、SEA Focus、Asia Society Arts and Museum Summitで講演を行い、Asia21 Young Leaders 2018の一人に選ばれている。

撮影:Sonny Thakur

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