K06
nca | nichido contemporary art
(東京)
nca | nichido contemporary artは今西真也の個展を開催します。
今西はキャンバスに油絵具を厚く塗り重ね、筆致の跡を力強く残し、削っていく行為を繰り返しながら描いています。距離や視点、位置を変えるたびに新しい表情を見せるイメージは、私たちが普段目にし、認識しているものがいかに不確かであるかを明示しているようです。近年では私たちが見ることのできない、あるいは見過ごしている現象・事象・関係性、また光の移ろいによって変化するモノや色彩、はかなさや自然を切り取り、マテリアルを追求しながら可視化しようと試み、本展のために制作した最新シリーズを一堂に紹介いたします。
今西真也
1990年奈良県生まれ、在住。
2015年に京都造形芸術大学大学院(芸術表現専攻ペインティング領域)を首席で卒業後は京都、奈良を制作拠点としています。シェル美術賞2020グランプリ受賞、韓国、台湾等アジアを中心に国内外で多数の展覧会を開催するなど近年活躍の場を広げています。
Gallery Information
nca | nichido contemporary art(日動コンテンポラリーアート)は、日動画廊の新部門として2002年に設立した現代美術専門のギャラリーで国内外の新進気鋭のアーティストを紹介しています。それは1928年の創業以来、日本に初めて西洋絵画を紹介し、革新的な企画によって文化の普及に努めてきた日動画廊の創業・開拓理念を受け継いでいます。
また2015年には台北に支店、「galerie nichido Taipei / 台北日動畫廊」を設立、以降はアジアの現代美術も積極的に紹介しています。設立20周年を迎えた2022年に3月にスペースを八丁堀から六本木へ移転しました。