Talks

13:00–14:00

グローバルな視点から見るアジアのアートの現在地

多様な価値観が共存し、日々新しいアートの形が問われている現代において、アーティスト同士やギャラリーとアーティストの間においてのみならず、ギャラリー同士の協働関係がより一層重要視されています。そうした国際的なつながりと協働が求められる中、文化横断的な視点の必要性はさらに高まっているといえるでしょう。本トークでは、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ登壇者を迎え、国際的な視点から今日のアジアのアート界のあり方について俯瞰していきます。

登壇者
セイディ・コールズ(Sadie Coles HQ オーナー)
ジェフリー・ローゼン(MISAKO & ROSEN オーナー/ディレクター)
ホリー・ルーセル(ユーレンス現代美術センター キュレーター)


登壇者プロフィール

セイディ・コールズ
1963年イギリス生まれ。ミドルセックス大学(ロンドン)を卒業後、英国の美術商 アンソニー・ドフェイのもとで6年間働き、1997年にロンドンを拠点とするSadie Coles HQをオープン。現在はロンドン中心部に3つのギャラリーを構え、歴史的評価の高い作家から新進気鋭の若手まで約50名の国際的なアーティストを紹介している。
また、近年では、アルバロ・バリントン、ユ・ジ、ヘレン・マーテン、マーティン・シムズなどの若手作家が参加している。

ジェフリー・ローゼン
1977年アメリカ・テキサス州生まれ。2006年、東京の現代美術ギャラリーMISAKO & ROSENを、妻のミサコとともに設立。ベルギー・ブリュッセルのコラボラティヴなギャラリープロジェクトLA MAISON DE RENDEZ-VOUSに参画している。NADA(ニュー・アート・ディーラーズ・アライアンス)の評議員の共同代表および、IGA(国際ギャラリー連盟)のメンバーでもある。
「アートは競争ではない」というモットーのもと、現代美術に対する利益追求型のアプローチに対抗するためのオルタナティヴでありながら商業的に成立するモデルを確立していくことの必要性に信念を持っている。

ホリー・ルーセル
1989年アメリカ・バーモント州生まれ。アジアの現代美術と写真を専門とするキュレーター、博物館学者、美術史家で、スイスと中国を拠点に活動。現在は中国を代表する現代美術の専門機関であるユーレンス現代美術センターのキュレーター。また、上海に2023年開館予定のFotografiska Shanghaiのアーティスティック・アドバイザーおよび、2022年のパリフォト内で若手アーティストとギャラリーを紹介するCuriosa部門のキュレーターも務める。
これまで世界中のフェスティバル、ビエンナーレ、および美術館で20以上の個展・グループ展を企画。2022年には、国立現代美術館ソウルの国際キュラトリアル・リサーチャー・イン・レジデンスに参加している。

Talks アーカイブ

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セイディ・コールズ、Sadie Coles. Photography by Jack Andrew Davison. © Sadie Coles, courtesy Sadie Coles HQ.
ジェフリー・ローゼン、photo by Mie Morimoto
ホリー・ルーセル、photo by Anoush Abrar

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