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17:00–18:00

NFTアートの未来

2021年以降注目を浴びるようになったNFTアート。「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」とはブロックチェーン技術を用いて、本来はコピーが容易なデジタルデータに対し、唯一性という価値を付与することができる技術であり、その技術によって価値を与えられたデジタルアートがNFTアートと呼ばれています。本トークでは、その成り立ちや特異性、さらには今後の可能性や予想される展開について、当事者であるメディアアーティストの視点から紐解きます。

登壇者
ハーム・ヴァン・デン・ドーペル(アーティスト)
落合陽一(メディアアーティスト/筑波大学准教授)


登壇者プロフィール

ハーム・ヴァン・デン・ドーペル
1981年オランダ・ザーンダム生まれ。コンピューターアートにおけるエマージェント・エステティックスを発見することを命題として、遺伝子学とブロックチェーンなど異分野のもの同士から着想を得てソフトウェアおよびコンピュータ言語を構築する制作を行っている。NFT市場の黎明期にオンライン上のプラットフォーム「left.gallery」を共同設立(現在は閉鎖)。ニューミュージアム(ニューヨーク)、MoMA PS1(ニューヨーク)、ユーレンス現代芸術センター(北京)、ワルシャワ近代美術館、国立現代美術館 ソウル館、ZKMカールスルーエ、オランダメディアアート研究所(アムステルダム)などで展覧会を開催している。

落合陽一
1987年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授。ピクシーダスト テクノロジーズ代表取締役。2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員及び内閣府ムーンショットアンバサダー、デジタル改革法案WG構成員、2020-2021年度文化庁文化交流使、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを歴任。メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。

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ハーム・ヴァン・デン・ドーペル
落合陽一、撮影:蜷川実花

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