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思文閣とノナカ・ヒルは、時代や分野を超えたセレクションにより、定点的な評価や観点から作品を解き放ち、新たなまなざしに開かれた空間を展観いたします。三世紀以上前に描かれた琳派の巨匠・尾形光琳の檜図屏風に、日常の身近なモチーフを透明感のある特徴的なタッチで描く今井麗の新作、日本の近代絵画において、独自の様式美を確立した加山又造と児島善三郎、そしてニューヨーク出身の作家、エレン・アルトフェストによる繊細かつ緻密な絵筆で自然を捉えた作品を出陳します。立体作は、自然と人間の関係を問い、素材自体の可能性を引き出してゆく角永和夫、火によって生まれる土の自由な表情と質感をすくいとり、その静かなで語らいを私たちに示してくれる植松永次、そして、釉薬を表現主体とし、あえて予測不可能な手法を取り入れることで、変化の必然性を知覚させる安永正臣の作品をご紹介します。
時代や背景の異なる作家によって生み出された作品の共演は、呼応し合うことで新たな世界を創出し、これまでにない視座を与えてくれることでしょう。
（京都）
思文閣は昭和12年（1937）に京都で創業。時代やジャンルを超え優れた美術を扱い、ギャラリー運営、古書古典籍や学術出版など、高い専門性を生かした事業を手掛けています。日本の文化を育み・伝え・広めるという経営理念のもと、近年では海外にも視野を広げ、Art Basel Hong Kong、TEFAF Maastricht、Frieze Masters 、台北当代などの主要なアートフェアに出展。国内外のコレクターや美術館、研究者に向けて、私たちの世界観である「和の美」を発信し続けています。
（ロサンゼルス）
Nonaka-Hillは、2018年にロドニーとタカヨシ・ノナカヒルによってロサンゼルスに設立され、これまで33回の展覧会で、「日本」を繋ぐ存在となるべく努めてきました。
私達は日本国内外のアーティストと共に、展覧会のプレゼンテーションにおいて様々な変化を楽しみながら、来場者へのプレゼンテーションを行っています。 また米国内外の展覧会のために、国際的なギャラリーと提携し、複数のアーティストの代理人を務めています。
Nonaka-Hillは、カリフォルニアの典型的な「ミニモール」ビルにあり、全面ガラス張りのファサードは、「ホワイトキューブ」の規格から脱却し、展示に劇場性を持たせています。 2022年9月には、メインスペースから歩いてすぐの6917メルローズアベニューに、2つ目の小さなギャラリースペースをオープンしました。 Nonaka-Hillは、アート・バーゼル・マイアミ・ビーチやロサンゼルスのフェリックス・アート・フェアに出展しています。 ACKはNonaka-Hillにとって初の海外アートフェアとなります。
Art Collaboration Kyoto
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