Press

ACKトークイベントのご案内





2022年11月2日

Press Release no.6

ACKではカンファレンスとしての機能を高めるべく、世界のアートシーンで活躍する登壇者を迎え、国際的なアートマーケットとそのエコシステム、国内外のアートシーンの動向からNFTアートに至るまで、多彩なトークイベントを国立京都国際会館およびオンライン配信にて行います。ぜひご高覧ください(日英​​同時通訳あり)。


11月17日(木)

①16:30-17:30
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

オープニングトーク:コレクション形成とこれからのアートマーケット

日本に拠点を置きながら長年にわたり世界のアートシーンを見つめてきたコレクターの大林剛郎氏と、アート界全体を俯瞰するメディアに携わりつつ各地で展覧会の企画なども行うマーク・ラポルト氏。オープニングトークでは、それぞれの異なる立場から見たアートシーンの現状とこれからについて、またコレクション形成について考えます。

大林剛郎(株式会社大林組 代表取締役会長)
1954年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、株式会社大林組入社。スタンフォード大学大学院卒業。2009年から株式会社大林組代表取締役会⻑。日本経済団体連合会外交委員会委員⻑。
国内では国際芸術祭「あいち」組織委員会 会⻑、森美術館理事、原美術館評議員などを務める。
海外では英国テート美術館やニューヨーク近代美術館のインターナショナル・カウンシル・
メンバーを務めるなど、ビジネスだけでなく、美術界においても多大な貢献を続ける。

マーク・ラポルト(ArtReview, ArtReview Asia編集長)
2006年からArtReviewの編集長を務め、2013年に同姉妹誌のArt Review Asiaを創刊。新聞やカルチャー誌などの出版物、さらに、デイヴィッド・クローネンバーグ、バールティ・ケール、毛利悠子らの展覧会カタログにも論考を寄せている。 キュレーションも行っており、近年の展覧会に、「Like a Moth to a Flame」(トム・エクルズとリアム・ギリックとの共同キュレーション、サンドレット・レ・レバウデンゴ財団・ORG Torino、トリノ、2017年)や、「Breaking the Waves」(上海・香港、2021年)、「One Tiger or Another」(トム・エクルズとの共同キュレーション、ドーハ、2022年)などがある。




11月18日(金)

②12:30-13:30
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

アーティストトーク:今、ペインティングとは

メディアアートや、バイオアート、そしてNFTアート…「アート」と呼ばれる領域は日々拡大し、私たちにこれまでに観たことのないような風景や世界を見せてくれます。こうした様々な形がある中でもいまだ私たちを、アーティストを魅了して止まない「ペインティング」。これまで何千、何百年と続いてきたにもかかわらず、常に新しい展開を見せ、私たちの感性を刺激し続ける理由について、また現代におけるペインティングの意義や可能性について再考します。

photo by Keizo Kioku

保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長)) 
1976年茨城県生まれ。慶應義塾大学大学院博士前期課程修了。2000年より20年まで東京国立近代美術館(MOMAT)に勤務。2021年1月より現職。企画した主な展覧会に「フランシス・ベーコン展」(国立近代美術館、2013年)、「Logical Emotion: Contemporary Art from Japan」(ハウス・コンストルクティヴ他、2014-15年)、「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」(国立近代美術館、2016年)、「日本の家 1945年以降の建築とくらし」(MAXXIイタリア国立21世紀美術館および国立近代美術館、2016-17年)、「人間の才能 生みだすことと生きること」(滋賀県立美術館、2022年)などがある。




photo by Kazuhito Tanaka

今井俊介(美術作家) 
1978年福井県生まれ。2004年武蔵野美術大学大学院博士前期課程修了。 絵画の基本的要素である、色、形、空間についての考察を元に作品を制作。平面の可能性と「観ること」の根本的な意味を探求する。 主な個展に、「第8回 shiseido art egg 今井俊介 range finder」(資生堂ギャラリー、2014年)、「float」(HAGIWARA PROJECTS、2017年)、「range finder」(Kunstverein Grafschaft Bentheim、ドイツ、2019年)、「スカートと風景」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022年)、グループ展に、「絵画の現在」(府中市美術館、2018年)、などがある。





photo by comuramai

三瓶玲奈(画家) 
1992年愛知県生まれ、2017年東京藝術大学大学院博士前期課程修了。三瓶の絵画は、抽象と具象という両極を行き来するようにして描かれている。作家の身近に存在しているもの、作家が経験したこと、作家の周囲で立ち上がる現象―それらが、一見簡潔に見えながらも深く練り上げられた絵筆のストロークと絵の具のバランスによって描き出され、あるときは抽象的な、あるときは具象的な作品へと結実する。 主な個展に、「project N 69 三瓶玲奈」(東京オペラシティアートギャラリー、2017年)、「色を見る」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2020年)、「線を見る」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)などがある。





③13:45-14:45
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

パートナーズトーク ① Supported by 三菱地所
社会とアーティスト~これからのクリエイティブ・エコシステム~(仮)

詳細は11月4日以降、ウェブサイトをご覧ください。



④15:00-16:00

オンラインレクチャー:クリティカルゾーン:エコシステムについての実践

「クリティカル・ゾーン」とは、私たちの立っている土壌やそれを包む大気を含む、地球上の表面の薄い膜のような領域のことを指す用語であり、近年では国際展のテーマなどとしてもたびたび取り上げられています。私たちの生活と地球環境との亀裂は決して今に始まったことではありませんが、現代社会においてはその亀裂がさらに大きくなっているというのが現状です。宇宙規模の秩序の変化をどう理解して受け入れ、この複雑な時代を生き抜いていくのか?「クリティカル・ゾーン」にまつわるアイデアについて紹介します。


撮影:林俊作

マルタン・ギナール(LUMA キュレーター)
LUMA Daysの共同キュレーター。視覚芸術と美術史のバックグラウンドを持ち、ブルーノ・ラトゥールと共同し、生態系の変異を扱う学際的なプロジェクトを数多く手がける。これまでに、台北ビエンナーレ「You and I don’t live on the same planet」(2020-2021年)にてキュレーター、ZKM(カールスルーエ、ドイツ)における “Critical Zone “展(2020-2021年)及び、”Reset Modernity!” (2016年)にてコ・キュレーターとして参加。 また、上海(2017年)とテヘラン(2017-2018年)で、展覧会「Reset Modernity!」で始まった研究プロジェクトから派生した2つのワークショップ・プラットフォームのディレクションを担当。


撮影:林俊作

山本浩貴(金沢美術工芸大学 講師) 
1986年千葉県生まれ。一橋大学卒業後、ロンドン芸術大学大学院博士前期・後期課程修了。2013–2018年、同大学トランスナショナルアート研究センター博士研究員。韓国・光州のアジアカルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラルフェロー、東京藝術大学助教を経て、2021年より金沢美術工芸大学講師。 単著に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019年)、『ポスト人新世の芸術』(美術出版社、2022年)、共著に『東アジアのソーシャリー・エンゲージド・パブリック・アート』(ベーノン・プレス、2022年)、『新しいエコロジーとアート まごつき期」としての人新世』(以文社、2022年)などがある。




⑤16:30-17:30(予定)
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

パートナーズトーク② Supported by Yamauchi No.10 Family Office ゲーム/アート/メディア

詳細は11月4日以降、ウェブサイトをご覧ください。




11月19日(土)


⑥13:00-14:00
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

スペシャルセッション:グローバルな視点から見るアジアのアートの現在地

多様な価値観が共存し、日々新しいアートの形が問われている現代において、アーティスト同士やギャラリーとアーティストの間においてのみならず、ギャラリー同士の協働関係がより一層重要視されています。そうした国際的なつながりと協働が求められる中、文化横断的な視点の必要性はさらに高まっているといえるでしょう。本トークでは、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ登壇者を迎え、国際的な視点から今日のアジアのアート界のあり方について俯瞰していきます。

Sadie Coles. Photography by Jack Andrew Davison. © Sadie Coles, courtesy Sadie Coles HQ.

セイディ・コールズ(Sadie Coles HQ オーナー)
1963年イギリス生まれ。ミドルセックス大学(ロンドン)を卒業後、英国の美術商 アンソニー・ドフェイのもとで6年間働き、1997年にロンドンを拠点とするSadie Coles HQをオープン。現在はロンドン中心部に3つのギャラリーを構え、歴史的評価の高い作家から新進気鋭の若手まで約50名の国際的なアーティストを紹介している。 また、近年では、アルバロ・バリントン、ユ・ジ、ヘレン・マーテン、マーティン・シムズなどの若手作家が参加している。







photo by Mie Morimoto

ジェフリー・ローゼン(MISAKO & ROSEN オーナー/ディレクター) 
1977年アメリカ・テキサス州生まれ。2006年、東京の現代美術ギャラリーMISAKO & ROSENを、妻のミサコとともに設立。ベルギー・ブリュッセルのコラボラティヴなギャラリープロジェクトLA MAISON DE RENDEZ-VOUSに参画している。NADA(ニュー・アート・ディーラーズ・アライアンス)の評議員の共同代表および、IGA(国際ギャラリー連盟)のメンバーでもある。 「アートは競争ではない」というモットーのもと、現代美術に対する利益追求型のアプローチに対抗するためのオルタナティヴでありながら商業的に成立するモデルを確立していくことの必要性に信念を持っている。




photo by Anoush Abrar

ホリー・ルーセル(ユーレンス現代美術センター キュレーター) 
1989年アメリカ・バーモント州生まれ。アジアの現代美術と写真を専門とするキュレーター、博物館学者、美術史家で、スイスと中国を拠点に活動。現在は中国を代表する現代美術の専門機関であるユーレンス現代美術センターのキュレーター。また、上海に2023年開館予定のFotografiska Shanghaiのアーティスティック・アドバイザーおよび、2022年のパリフォト内で若手アーティストとギャラリーを紹介するCuriosa部門のキュレーターも務める。 これまで世界中のフェスティバル、ビエンナーレ、および美術館で20以上の個展・グループ展を企画。2022年には、国立現代美術館ソウルの国際キュラトリアル・リサーチャー・イン・レジデンスに参加している。




⑦14:15-15:15
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

パートナーズトーク ③ Supported by Yamauchi No.10 Family Office
ゲームという体験をどう保存するか ~企業・美術館・研究機関、それぞれのアプローチ~

詳細は11月4日以降、ウェブサイトをご覧ください。



⑧15:30-16:30
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

スペシャルトーク:ニコラ・ブリオー (協力:アンスティチュ・フランセ日本)

1998年「関係性の美学」にてリレーショナル・アートというジャンルを確率し、今年「ラディカント」の翻訳本が出版されたことでも話題となっているニコラ・ブリオー氏。パレ・ド・トーキョーの設立や、アートセンターと美術学校、ミュージアムという3つの機関を統合した「Montpellier Contemporain(MoCo)」のディレクターを経て、現在インディペンデントのキュレーターとして活躍する彼の思想と、思い描くヴィジョンについて、これまでの活動や進行中のプロジェクトなどの紹介を通して探っていきます。

ニコラ・ブリオー(キュレーター、ライター)
1965年生まれ。キュレーター、ライター。Radicants創設者。2016年から2021年までアートセンター、美術学校、ミュージアムという3つの機関を統合した「Montpellier Contemporain
(MoCo)」のディレクターを務める。これまでに、1999年から2006年までパリのパレ・ド・トーキョーを設立し、共同ディレクター、2007年から2010年までロンドンのテート・ブリテンにてキュレーター、キエフのヴィクトル・ピンチュク財団の設立アドバイザーも務めた。また、2010年から2011年まで、フランス文化省の研究部門を率い、2011年から2015年までパリ国立高等美術学校(École Nationale Supérieure des Beaux-Arts)のディレクター(2011-2015)を務めた。他にPlanet B. Climate change and the new sublime(Palazzo Bollani, Venice, 2022)、The 7th Continent (イスタンブールビエンナーレ, 2019) などにも携わる。

大澤啓(東京大学総合研究博物舘 特任研究員)
1984年生まれ、パリ高等師範学校卒業。美術史学・美学の観点から主に戦後日本美術、日本の工芸、ジャズレコード史を研究。キュレーターとしてインターメディアテクはじめ国内外で展覧会を企画。







⑨17:00-18:00

オンラインレクチャー:NFTアートの未来

2021年以降注目を浴びるようになったNFTアート。「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」とはブロックチェーン技術を用いて、本来はコピーが容易なデジタルデータに対し、唯一性という価値を付与することができる技術であり、その技術によって価値を与えられたデジタルアートがNFTアートと呼ばれています。本トークでは、その成り立ちや特異性、さらには今後の可能性や予想される展開について、当事者であるメディアアーティストの視点から紐解きます。

ハーム・ヴァン・デン・ドーペル(アーティスト)
1981年オランダ・ザーンダム生まれ。コンピューターアートにおけるエマージェント・エステティックスを発見することを命題として、遺伝子学とブロックチェーンなど異分野のもの同士から着想を得てソフトウェアおよびコンピュータ言語を構築する制作を行っている。NFT市場の黎明期にオンライン上のプラットフォーム「left.gallery」を共同設立(現在は閉鎖)。 ニューミュージアム(ニューヨーク)、MoMA PS1(ニューヨーク)、ユーレンス現代芸術センター(北京)、ワルシャワ近代美術館、国立現代美術館 ソウル館、ZKMカールスルーエ、オランダメディアアート研究所(アムステルダム)などで展覧会を開催している。


撮影:蜷川実花

落合陽一(メディアアーティスト/筑波大学准教授)
1987年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授。ピクシーダスト テクノロジーズ代表取締役。 2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員及び内閣府ムーンショットアンバサダー、デジタル改革法案WG構成員、2020-2021年度文化庁文化交流使、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを歴任。 メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。






11月20日(日)


⑩12:30-13:30
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

ギャラリスト&アーティスト ギャラリーとアーティスト─協働と共存

アートの形やアートシーンが変化していくように、ギャラリストとアーティストの関係性も日々変化しています。本トークでは、外からはあまり知ることのできない彼らの協働、共存関係について取り上げます。それぞれのギャラリーによる関係性の違いや変遷について相対的に見つめることで、アーティストやギャラリストのことを少しでも広く知ってもらうとともに、アーティストのあるいはアートの未来のために、どのような関係性を築くことが求められていくのかについて考えます。

平子雄一(アーティスト)
1982年岡山県生まれ、東京都在住。2006年イギリスのウィンブルドン・カレッジ・オブ・アート卒業。植物や自然と人間の共存について、また、その関係性の中に浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行う。観葉植物や街路樹、公園に植えられた植物など、人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を、作品制作を通して探求している。ペインティングを中心に、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、表現手法は多岐にわたる。ロンドン、ロッテルダム、上海、ソウルなど、国外でも精力的に作品を発表している。

撮影:名和真紀子

小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表) 
1963年東京生まれ。東京藝術大学卒業。西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。開廊当初、奈良美智、村上隆の作品を取扱い、日本のアートシーンを大きく変える。菅木志雄、杉戸洋、蜷川実花、リチャード・タトル等のアーティストや陶芸アーティストなど、国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品を紹介し、独自の視点で現代アートマーケットの更なる充実と拡大を目指している。 日本現代美術商協会代表理事及び全国美術商連合会理事。主な著書に『現代アートビジネス』(アスキー新書、2008年)、『”お金”から見る現代アート』(講談社+α文庫、2015年)などがある。



額賀古太郎(KOTARO NUKAGA 代表)
1980年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン博士課程修了。幼少期より西洋美術を中心に取り扱う家業の環境の中で育つ。2008年にNUKAGA GALLERYを承継し、2012年銀座へ移転。取り扱い領域を日本の戦後美術まで拡張する。2018年、東京・天王洲に現代アートギャラリーKOTARO NUKAGAを開廊し、国内外のアーティストと活動を開始。松山智一や平子雄一などの気鋭のアーティストや、ステファン・ブルッゲマンやトニー・マテリなど、日本では未発表のアーティストを紹介する。現代アートと社会の対話、そして他カルチャーや学問分野への領域横断性について思考を巡らせる。

油野愛子(アーティスト)
1993年大阪府生まれ。2018年京都芸術大学大学院博士前期課程修了。2017年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート短期留学。2018年関渡美術館交換派遣研究員レジデンスプログラム(台湾)に参加。幼年期と青年期の間に横たわるギャップ、感情をベースに、金属や樹脂、陶芸、アクリル絵具など多様な技術と素材を使用し、絵画や立体など幅広いメディアで制作を行っている。 主な個展に「When I’m small / 小さかったころ」(小山登美夫ギャラリー、2021年)。また、主なグループ展に「CAF賞入選作品展覧会」(代官山ヒルサイドフォーラム、2017年)、「群馬⻘年ビエンナーレ」(2019年)、「Kyoto Perspective」(ANB Tokyo、2021年)などがある。



⑪14:00-15:00
会場:国立京都国際会館ニューホールホワイエ

国際アート都市としての京都

長い歴史と独自の風情を今もなお多く残す京都。伝統芸能や工芸が今なお息づいているのと同時に、多くの国際的な現代アートや写真、パフォーマンスなどの文化イベントが日々開催されています。ACKのクロージングトークとして、京都を取り巻くさまざまな要因を踏まえて伝統や既存の風景を守りつつ、世界的な文化の中心地としてどのように存在感を発揮することができるのか、国際アート都市としての京都の可能性について模索していきます。

井上智治(一般社団法人 カルチャー・ヴィジョン・ジャパン 代表理事)
1955年大阪府生まれ。2015年2月一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン(CVJ)代表理事就任。CVJは、2014年に文化芸術国日本の実現に向け活動を開始。日本の文化芸術分野のクリエイティブ、産業、行政、学術のメンバーが集うプラットフォームとして、様々な文化経済戦略事業を継続して行っている。 現在、㈱井上ビジネスコンサルタンツ代表取締役、㈱美術出版社取締役会長、楽天野球団㈱取締役等、複数企業の役職にも就いており、東北楽天オーナー代行、パ・リーグ理事長なども務めた。 また、日本スポーツ産業学会理事長、早稲田大学商学学術院客員教授、早稲田大学総合研究機構客員上級研究員(研究院客員教授)も務める。

西脇隆俊(京都府知事)
1955年京都府生まれ。1979年東京大学卒業後、建設省(現:国土交通省)入省。道路局次長、総合政策局長、大臣官房長、国土交通審議官などを歴任し、2016年に復興庁事務次官に就任。2018年4月に京都府知事選挙に出馬し、当選。2022年4月の同選挙にて再選し、2期目を務める。また、関西広域連合副広域連合長、全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部副本部長などの役職も兼務する。


寺瀬由紀(アートインテリジェンスグローバル ファウンディングパートナー)
2021年6月末まで、世界で最も歴史のあるオークションハウス、サザビーズの現代美術部門、アジア統括及びシニア・ディレクターを歴任。成長目覚ましいアジアの現代美術マーケットにおいて、顧客開拓及び市場拡大を担う。在任中、同社のアジアにおける現代アートオークション売上は3倍の成長を記録。2021年11月より、NYと香港を本社とするアートインテリジェンスグローバル社をサザビーズ社ファインアーツ部門前チェアマンらと共同設立。アジアがますます重要性を増し、日々刻々と変化するアート市場において、グローバルな経験、ネットワーク、知見を活かし類を見ないトップレベルのサービスの提供を行う。

山下有佳子(ACKプログラムディレクター)
1988年、京都で茶道具商を営む家庭に生まれる。 慶應義塾大学卒業後、ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートにて アート・ビジネス修士課程を修了。サザビーズロンドン中国陶磁器部門でのインターンを経て、サザビーズジャパンにて現代美術を担当。2017 年「THE CLUB」を設立。2022 年「Art Collaboration Kyoto」プログラムディレクター、そして京都市成長戦略推進アドバイザー(アート市場活性化担当)就任。京都芸術大学の 客員教授も務める。










ACK開催概要


開催日程:一般公開 2022年11月18日(金)–11月20日(日)
     内覧会      11月17日(木) ※報道関係者と招待者のみ
開催時間:12:00–19:00(最終日は17:00まで)
※最終入場は閉場の1時間前まで
メイン会場:国立京都国際会館 イベントホール(住所:京都市左京区宝ヶ池)
出展ギャラリー数:64(12カ国 / 地域、21都市)
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会
京都府、一般社団法人日本現代美術振興協会、一般社団法人日本現代美術商協会、
一般財団法人カルチャー・ビジョン・ジャパン、京都商工会議所、
公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
助成:令和4年度 内閣府 地方創生推進交付金活用事業、令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
URL:a-c-k.jp
最新の情報はWebや各種SNSをご確認ください。

問い合わせ先:
ACK実行委員会 事務局 広報担当:市川、熊野
E-mail press@2022.a-c-k.jp

Internet Explorerでの閲覧は非対応となっております。

お手数ですが、
Microsoft EdgeGoogle ChromeFirefoxなど
他のブラウザにてご利用ください。