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12:30–13:30

今、ペインティングとは

メディアアートや、バイオアート、そしてNFTアート…「アート」と呼ばれる領域は日々拡大し、私たちにこれまでに観たことのないような風景や世界を見せてくれます。こうした様々な形がある中でもいまだ私たちを、アーティストを魅了して止まない「ペインティング」。これまで何千、何百年と続いてきたにもかかわらず、常に新しい展開を見せ、私たちの感性を刺激し続ける理由について、また現代におけるペインティングの意義や可能性について再考します。

登壇者
保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長))
今井俊介(美術作家)
三瓶玲奈(画家)


登壇者プロフィール

保坂健二朗
1976年茨城県生まれ。慶應義塾大学大学院博士前期課程修了。2000年より20年まで東京国立近代美術館(MOMAT)に勤務。2021年1月より現職。企画した主な展覧会に「フランシス・ベーコン展」(国立近代美術館、2013年)、「Logical Emotion: Contemporary Art from Japan」(ハウス・コンストルクティヴ他、2014-15年)、「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」(国立近代美術館、2016年)、「日本の家 1945年以降の建築とくらし」(MAXXIイタリア国立21世紀美術館および国立近代美術館、2016-17年)、「人間の才能 生みだすことと生きること」(滋賀県立美術館、2022年)などがある。

今井俊介
1978年福井県生まれ。2004年武蔵野美術大学大学院博士前期課程修了。 絵画の基本的要素である、色、形、空間についての考察を元に作品を制作。平面の可能性と「観ること」の根本的な意味を探求する。主な個展に、「第8回 shiseido art egg 今井俊介 range finder」(資生堂ギャラリー、2014年)、「float」(HAGIWARA PROJECTS、2017年)、「range finder」(Kunstverein Grafschaft Bentheim、ドイツ、2019年)、「スカートと風景」(丸亀市猪熊弦 一郎現代美術館、2022年)、グループ展に「絵画の現在」(府中市美術館、2018年)などがある。

三瓶玲奈
1992年愛知県生まれ、2017年東京藝術大学大学院博士前期課程修了。三瓶の絵画は、抽象と具象という両極を行き来するようにして描かれている。作家の身近に存在しているもの、作家が経験したこと、作家の周囲で立ち上がる現象―それらが、一見簡潔に見えながらも深く練り上げられた絵筆のストロークと絵の具のバランスによって描き出され、あるときは抽象的な、あるときは具象的な作品へと結実する。主な個展に、「project N 69 三瓶玲奈」(東京オペラシティアートギャラリー、2017年)、「色を見る」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2020年)、「線を見る」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)などがある。

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保坂健二朗、photo by Keizo Kioku
今井俊介、photo by Kazuhito Tanaka
三瓶玲奈、photo by comuramai

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